鍼灸とは
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鍼灸
古代中国の前漢時代に生まれた、鍼、灸、導引按摩(気功と按摩の原型)。
この中で、鍼灸は身体に鍼や灸という外部刺激を与えることで、多様な症状をやわらげることを可能とする、東洋と西洋の両方の医学に属する医療技術です。
加える様々な物理的刺激による治療的経験則の数世紀に亘る集積であり、これを技術論として構築した技法が鍼灸(Acupuncture&Moxibustion)で東南アジア各国の主要な医療技術として発展し、現在欧米においても有用な医療技術として利用されているものです。
鍼灸の作用
鍼灸刺激は身体の様々なシステムに働きかけ、最終的にはホメオスターシス(生体の恒常性)の維持につながる治療法と考えられています。
東洋医学で言う「未病治」とは、身体内部でおこっている変化にたいして、鍼灸治療を加えることで生体の恒常維持機能(人がもともと持っている自然治癒)を活発化させることです。
鍼
太さ : 主に直径0.12mm~0.24mm
長さ : 主に1寸~2寸(30mm~60mm)
素材 : 主にステンレスや銀
このような髪の毛ほどの細い鍼を、身体にある経穴(ツボ)に刺入します。
深さは表皮(0.1mm~0.3mm)程度の刺入からやや深く数センチに及ぶこともあります。
刺入には鍼管という筒を用いて行い、ほぼ無痛です。
また、感染予防のために、ディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)を使用しています。
その他、小児鍼など刺入しない鍼もあり、これらは皮膚に接触するだけの刺激療法ですので、お子様なども安心して治療を受けていただけます。
灸
艾(モグサ)というヨモギの葉から作られた、ふわふわした綿のような素材を燃やすことで、身体の皮膚組織に対して、適度な温熱効果を与えます。
大きさも米粒大、半米粒大、それ以下などの小さなサイズです。
また、後が残らないように、紙の台を施術部分に貼り付けてからお灸を行いますのでご安心ください。