2016/12/22
[不具合の原因]
女性に安心の治療院 京都市中京区御所南「鍼灸スノルノ」院長の成岡玉江です。
こんにちは。
今日は原因って何?というお話。
患者さんで80代の男性がいらっしゃいます。
主訴は「ふらつき」
心臓疾患、脳血栓、癌、胆嚢除去、大動脈瘤その他いろんな病気をされています。
手足は昔からすごく冷たい。
便秘で浣腸は日常的にしている。
白内障の手術もされていて目も見えにくい。
検査の結果はいつも、頭も目も大丈夫。
「血圧のせいかな~?」
「もっと歩いたほうがいいですよ。」
あげくに「効く薬がない」と言われながら、山ほどの薬を処方されて飲んでいる。
鍼灸は体の道筋を整えることができます。
だから、施術すると楽になるし、温まる。
でも、体を作っているのは栄養。
それが極端に足りてない。
食欲がないから、うどんだけ。お寿司だけ。
うなぎはよく食べる。
果物は大好きで毎日欠かさない。
こんな食事で、山ほどのお薬を飲んだらどうなるか。
処理するものが何もない。
食べるものがどんなに大事か伝えても伝えても、伝わらない。
でもいつも「先生なんでこんなしんどいんやろうなあ。バチが当たったんかなあ?」
とおっしゃいます。
「ばちと違う。栄養がたりないの!」「薬の飲みすぎ!」
長年食べてきたもので病気になる。
だからそれを変えないといけないってことが、理解できないししたくない。
「ええもん食べてるんやけどな」
ええもんて何?と言いたくなりますね。